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08サマーキャンプ

2008考学舎サマーキャンプ集合写真

夏の特別活動として定着したサマーキャンプは、小中学生中心のメンバーに一新されてから今年で早や4回目。今回も「自活と自習」をテーマに、年齢の違う生徒達が協働生活を行った。
場所は避暑地小淵沢の隣の駅、信濃境駅から徒歩15分ほどの山荘である。毎回別荘を快くお貸しくださる鈴木さんにお礼申し上げる。

期  間   7月29日(月) から 8月6日(水)(部分参加者あり)

参 加 者

生徒7名・スタッフ3名

宿泊先住所 : 長野県諏訪郡富士見町落合烏帽子3755-5

食材提供 : 株式会社 山崎料理研究所

起   床 6時

消   灯 21時

以上

実施場所について

外観一楽荘

サマーキャンプの実施場所である別荘は、もともと松本市内にあった1880年創業「鷹の湯」旅館の離れを移築した建物です。数々の著名な方が泊まり、文化的な価値もある建物を ご好意でお借りしています。

2008サマーキャンプの主なスケジュール

       6:00          12:00               18:00   21:00

7月29日

    中学生3名到着 昼食 勉強 夕食 勉強
 30日 起床・朝食

勉強

昼食 勉強 夕食 勉強
 31日 起床・朝食 勉強 昼食 勉強 夕食 勉強
8月1日 起床・朝食 勉強 昼食 勉強 夕食 勉強
 2日 起床・朝食 勉強
小学生2名到着
昼食 尾白川渓谷探索 夕食   
 3日 起床・朝食 勉強
小学生2名到着
昼食 オリエンテーション 夕食 ナイト
ハイク
 4日 起床・朝食
入笠山登山(山頂で昼食)
夕食   
 5日 起床・朝食 勉強 昼食 清里訪問(ファーム体験) 夕食 花火
 6日 起床・朝食 勉強 昼食 片付け 解散・帰宅 夕食   

実施内容

夕食風景 今回のキャンプ日程は全体で9日間。
その日程を前半と後半に分け、前半は高校受験を控えた中学3年生を対象とした勉強中心の日程、後半は小学生も交えて午前は勉強、午後は活動といった日程で行った。
テーマは例年通り「自活・自習」。参加生徒一人ひとりがシェフとなり、夕食と次日の朝食を任された。
小中学生ともに自主性が重んじられ、「自由」と「責任」の狭間で揉まれながら、協力することの大切さを学ぶ。

食事

メニュー

 
  朝食 昼食 夕食
29日   そうめん(S.S) ハンバーグ・チョコバナナ(K.M)
30日

パン・オムレツ(K.M)

チャーハン(H.K) タコライス(K.M)
31日 ご飯・みそ汁・塩鮭(K.M) 明太子スパゲティ・アスパラ(H.K) 煮込みうどん(K.T)
1日 サンドイッチ・フルーツパンチ(K.T) 焼きそば・とうもろこし(H.K) オムライス・じゃがバター(K.M)
2日 ホットドッグ・フルーツヨーグルト(K.M) 牛丼・サラダ(S.S) ご飯・餃子・春雨サラダ(K.M)
3日 チャーハン・温泉卵(T.A K.A) カレーライス(F.A) まぜご飯・焼き肉(豚)・サラダ(Y.H)
4日 ご飯・納豆・鮭ムニエル(T.A K.A) 山頂でおにぎり・ウィンナー(全員) そぼろご飯・サラダ(T.M)
5日 ホットドッグ(K.M) ホワイトシチュー・桃(F.A) 手巻き寿司・お吸い物(K.T)
6日 手巻き寿司・納豆(K.T) おにぎり・ラーメン・サラダ・とうもろこし(F.A)  

( )内は担当者イニシャル

キャンプでのメインイベントとも言うべき「食事作り」。今回も例年どおり「シェフ制」を採用、中学生は夕食と次日朝食を1セットで、小学校高学年は夕食を、小学校低学年は朝食を、中学生は各2セット、小学生は各1セットずつを担当し、メニュー考案から買出し、調理から食前の挨拶までを責任をもって行った。
今回は、「献立表」がキャンプ前に手渡されており、事前に献立作成を行える体制が整えられていた。昼食は例年どおり講師のスタッフが用意した。
調理風景
キャンプ序盤は参加者が中学生のみだったため、それぞれ馴れ合いからの「甘え」があり、シェフは他人任せにし、しかしながらシェフ以外の生徒は「自分はシェフではないから」と協力をする気がない中での食事作りとなった。
しかし、小学生が参加し始めたキャンプ中盤にもなると、中学生各人に「協力」の意識が芽生え、時計やまわりの様子を窺いつつ「今、自分はなにをすべきか」を考えるようになり、食事をする前にすでに後片付けが終了している等の手際のよさも見られるようになった。この中学生の動きを見ていた小学生たちが、何を感じ、何を学んだか。来年度以降に繋がるものであってほしい。
また、食後の後片付け当番は例年通り「じゃんけん」で決めていたが、キャンプ中盤に参加者より「じゃんけんは平等ではないから持ち回りの当番制にしてはどうか」という画期的な意見があり、参加者全員で話し合うという機会もあった。(結局、“じゃんけんは実は平等だし、これもキャンプの醍醐味”ということで当番制は不採用になったのだが)

勉強

今回のキャンプ参加者には高校受験を控える中学生の割合が多かったため、キャンプ前半は中学生のみの参加で、1日7時間を勉強に充て、午前・午後・夕食後の時間をフルに活用した「勉強合宿」を行った。
学習
1,2年の復習を中心に自習計画を立ててくるよう予め言われていたが、徹底できている者はなかった。連日にわたり1日7時間の自習に常時集中できる者は少なく、時折「中だるみ」の雰囲気も漂ったが、理解をした上で問題が解けるようになるという喜びを各々が実感し、前向きに勉強に取り組む姿も多々見られた。
後半は小学生も参加し、勉強時間は午前中の4時間のみとなった。中学生は勉強時間が短縮したことに焦りを感じつつも、午後の活動に前向きに取り組みたい一心で集中して勉強していた。
小学生は国語を中心に勉強し、早めに切り上げ昼食作りの手伝いに参加した。
このキャンプ中に身につけられたもの、徹底できなかったもの等を個々に整理し、今後の勉強に活かしていけるかどうかが課題である。

午後の活動

渓谷

尾白川渓谷散策(5日目)

今キャンプ最初の午後活動として、昨年好評だった「尾白川渓谷」へ。
今回は昨年の反省を活かし、水着を着用して思う存分川遊びを楽しむことができた。
勉強に疲れた生徒たちには、いいストレス発散の機会となったようである。

ナイトハイク(6日目)

今年のナイトハイクは、これまでの牧場から場所を替え、編笠山へ続く小淵沢の登山道(林道)を利用した。
全員で約1.5㎞の道のりを登り、そこから2人一組で下山するというコース。
月明かりもなく、木々の切れ間を頼りに下る中、先に下った生徒が後から下ってきた講師を驚かせるという慣例も実行される中、野生のキツネにも遭遇し、生徒たちにはよき思い出となったようである。


登山

入笠山登山(7日目)

例年は午後より行っていた登山であるが、今回は一日をかけての登山を行った。昼食用に、各人が自分のおにぎりを握り各自携帯した。
以前も登ったことのある入笠山だが、上級生はロープウェイを利用せず、中腹の登山口より登り始めた。運動不足を露呈するものもいる中、約2時間をかけて山頂へ到着。晴れ渡る頂上で絶景を見渡しながら皆でおにぎりを味わった。
記念撮影の後、下山。自動車も乗り入れられる舗道をひたすら歩いたため時間を要したが、けが人もなく、下山後に立ち寄った露天風呂は体の疲れを全て吹き飛ばす気持ちよさであった。


牧場

牧場体験(8日目)

今回のキャンプより、小淵沢・清里方面へ足を運ぶ機会をもった。この日は、キープ協会が経営している、ジャージー牛とソフトクリームで有名な清里清泉寮のファームへ。
ファームでは、搾乳、バター作り等の体験が出来る、ということであったが、15時にて受付終了とのこと。このとき時刻はすでに15時をまわっており、諸体験は残念ながら出来ず、広い牧草地にて「だるまさんがころんだ」を決行。その後、引率者のおごりでソフトクリームを美味しくいただき、昨年の農場見学を思い起こすひとときとなった。

全体を通して

今回のキャンプ参加生徒の中で最上級生は中学3年生。受験生でありながら、最年長の生徒としていかにキャンプ全体を引っ張っていけるかが今回のキャンプの焦点であった。
前半は受験生の彼らのみであったため、人任せにすることが多く、初日に講師より提案された「“自分には関係ないから”という視点はもたず、そのとき自分に何ができるかを考える」という目標には程遠いチームワークであった。しかし、小学生が参加し始めた頃から彼らに最上級生の意識が芽生え、「小学生に負けるものか」と全体を見渡したり先を見通したりといった行動も出始めた。おぼろげな目標をなんとなく追いかけるよりも、具体的な対象があるほうがより目標意識をしっかりもって追求できるということであろう。
しかしながら、目の前に餌を吊るされる前に、自らの力で目標に向かって走り続けられるようになってほしい、と切に願わずにはいられない9日間であった。
また、小学生も今回は一人でシェフを任されたりと、自分で考えて行動しなければいけない場面が多く与えられていた。与えられるものの中で生活する日常を脱却して、自ら考え、自ら皆に施していく機会は貴重な経験であったと思う。

参加スタッフの声

今回のキャンプはイベントだけでなく集団生活に重きを置いて実施することができた。キャンプのテーマである「自活と自習」を生徒主体で実施するには時間が必要となるので、この長期日程はとてもよかったと思う。
私は小学生組が参加した後半の5日間に参加した。我々が参加した時点で既に先発組の中3の3人組はキャンプ生活に慣れており、私の期待以上に立派に小学生組のホスト役を務めてくれた。
子供達を見守る中で、彼らが遊ぶ姿が予想以上に無邪気でほのぼのした気持ちになったり、自分から行動しないときはいらいらしたり、毎日喜怒哀楽に富んだ日々だった。
大人にとっても修行のようなキャンプだと毎回感じるのだが、大人も得るものがあるからこそ、子供達に伝わるものがあることを今年強く感じた。ありがとうございました。(F.A)

久しぶりに9日間という長期のキャンプとなりました。
当初、何時に食事になるのか分からないぐらい無責任な状況を見て、自炊という形式でのキャンプは成立しないのではないか、と不安になりましたが、後半、小学生が加わってからの中3生3名の変化は目を見張るものがありました。
身勝手な行動も多々ありはしましたが、一生懸命、物事を前に進めようと考え、工夫する姿が随所に見られました。それにつられてかどうかは分かりませんが、小学生たちもそれぞれ、周りを伺い、自分で行動することが少しずつできてきたようでした。大変な思いをしても長いキャンプを実施する価値を感じた一瞬でした。
自分で必要なことを探して先に進む力は、勉強にはもちろん彼らを大人にしたのではないでしょうか。
考学舎のキャンプにはスタッフはもちろん、場所を提供してくださる鈴木様、食材を提供してくださる「レストランおまかせ亭」のご協力も忘れられません。この場を借りまして深くお礼申し上げます。(S.S)

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