読み書き

 
テストの点数はいいのに、作文となるととにかく苦手。文章問題が苦手なのは、きっと読解力がないせいだと思う。
 
実は学校では教えてくれていない「読み書き」力のつけ方。方法が身についていないから、情報も整理されないし、論理的な考え方が確立されていない。
 
論理的に物事を理解しているかを自分で判断するには「言い換え」がカギ。知り得た情報を整理するには、自分に合ったツールを見つけること。
 
開校以来、全生徒が「国語力」の向上を目標に、独自のカリキュラムで学習。「媒体変換」、「書き取り」、「音読」などを駆使して、国語力を鍛え上げる。「マインドマップ」を情報整理のツールとして全生徒が使いこなす。
 
読解力は目に見えて向上、今後の入試の課題ともなる「小論文」の対策にもつながる。蓄積された考学舎独自のカリキュラムは、「出張授業」として大学や専門学校でも活躍中。

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悩み・課題

小学生の間に誰もが一度は通るお悩み。それは「作文の時間が苦痛」「文を書け、と言われても何を書いたらいいのかわからない」というもの。では、この悩みがどこかで解決しているかというとそんなことはなく、「なんとなく書くことのパターンができてきた」「そもそも何もないところからアイデアを絞って文を書くという機会そのものがなくなった」という程度で、苦手意識はそのままに社会人になり、社会に出てから己の作文能力のなさに悩まされている方も少なくないと思います。

また、「文章を読めている気がしない」「国語の漢字や文法問題はともかく、読解問題をどう解いたらいいかわからない」「数学の文章問題がとにかく苦手」というお悩みもよく聞くものです。学習以外の場面でも、読み取ることが苦手だったり面倒だったりで、人間関係でトラブルを起こしたり、人前に出ていくことが億劫になったりすることもあります。

いつの時代も変わらない、この手の問題。悩まずに安心して過ごせる時代はいつ訪れるのでしょうか。

原因・理由

そのような悩みのカギとなる「読み書き能力」のことを、「リテラシー」と言います。昨今では、インターネットを正しく利用する作法を「ネットリテラシー」と言いますが、この作法と同じことです。つまり、「相手が伝えようとしていることを正しく受け取り理解する」「自分の伝えたいことを適確に表現する」ことがこのリテラシーの有無につながりますが、ではリテラシーを確かに身につけるための学習を学校でしているか、というと、そこまで徹底できていないのが現状ではないでしょうか。

上記のような、「作文」「読解」の得手・不得手は、伝えたい/受け取りたい情報が自分の中で整理されているか否か、または、伝えたい/受け取りたいことが論理的に(文章として)自分の中に確立されているか否か、ということに集約されているのではないかと思います。

対策

学習段階だけでなく将来的な日常生活にまでおよぶ、このリテラシーをいかに身につけるか?その対策におススメなのが、「言い換え」と「情報整理」です。

読解力、つまり「相手の意図を理解する力」が付いているかどうかを評価するには、学校では基本的に「読解問題」にどれだけ正解が出せたかということで計られますが、その評価をいつまでも他人(先生)に任せているわけにはいきませんし、問題を解くことでしか計れないのでは本末転倒です。知り得た情報を理解している、つまり自分の中で納得できているかどうかを自分で計るには、自分の中にすでに存在していることばを駆使して言い換えてみることです。その際、論理的に、つまり筋道正しくその情報が整理整頓された状態で理解できていれば、表現力も自ずと向上します。つまり、知り得た情報を自分の中で整理し、その情報を他のことばで言い換える、というトレーニングを繰り返し行っていくことで、読解力と表現力をつけていくことができます。

考学舎の取り組み

考学舎では、読解力(理解力)と表現力、これに「比較力」を追加して、「国語力」としています。比較力は、いま知り得た情報と、それまでに自分の中に蓄えていた情報を比較し、その情報と何が同じで何が異なるのかを見分けて情報として整理するための力です。国語力向上のために、読解→比較→表現を生徒それぞれの状況に適った方法でトレーニングを繰り返していきます。

例えば、読解力向上のために、描かれている絵を文に書き下す、またはその逆で、書かれている文を絵に描いてみる、更には、ストーリーのある数コマ構成のマンガを文章のみで説明してみる、という「媒体変換」トレーニングを全生徒に採用しています。また、夏目や芥川、太宰、三島など、日本の文豪による作品を丸暗記して書き下す「書き取り」で日本語の語彙力向上をはかり、音感の良い文章の音読を通して正しい文章を身体に染み込ませ、表現力を養います。  >> 「考学舎の国語」

また、考学舎では「Mind Map(マインドマップ)」を採用しています。考学舎にはマインドマップの正規運用及び教授資格である「マインドマップ・アドバンスプラクティショナー」有資格講師が常駐しているため、生徒は正しいマインドマップの使い方を習得でき、それを用いて情報整理やアイデアの創出を体系的に行うことができます。  >> 「マインドマップ」

実績

このような、国語力を鍛える「考学舎メソッド」は、考学舎開校以来、試行錯誤を重ねて築き上げられてきました。現在では学齢・学力相応のカリキュラムも確立されており、小学生から大学受験生までの国語力向上、さらにはあらゆる教科にわたる学力の向上の一助となっています。考学舎の生徒たちは「ここに通う生徒たちは年齢問わずみんなリテラシーが高くコミュニケーションが上手」と自負しています。また、現在すでに一部大学入試でも採用されており、今後の入試の主流となるであろう小論文試験への対策としても、すでに多くの実績を残しています。

更に、この「考学舎メソッド」は通常授業での利用に留まらず、大学や専門学校等に講師が出向き、表現や思考の実践のための講座を通年で担当しており、そこでもこのメソッドを大いに活用しています。  >> 「考学舎との繋がり」

また、2016年12月に弊舎より刊行された『国語が得意科目になる「お絵かき」トレーニング』は、前出の「媒体変換」をテキスト化したものであり、津々浦々にて大変ご好評をいただいています。  >> 「出版紹介」

>>  「幸せな学力を創造する考学舎」

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