親子で学ぼう!
「考える力=思考力」の きほん の き

今、求められている時代を生き抜く力とは?

わが子が将来自立した人生を歩むために、身につけてもらいたい力とはどのようなものですか?これから、私たち親世代が経験したことがない、より複雑化された世の中になることは、周知の事実です。そのような先の見えない社会で、何か問題にぶつかったとき、多角的な視点で物事をとらえ、自分の頭で考え進むべき道を歩むことができる力。これこそが、変化の時代を生き抜くために、必要な真の『考える力=思考力』であると私たちは考えています。

思考力はどうやったら身につくのでしょうか?

思考力も筋肉と同じ、1日で身につくものではありません。わたしたちは、思考力を身につけるステップとして、まず「理解する力」をつけることを重要視しています。思考するには、考えるための材料が必要になります。ですが、その元になる材料を的確にとらえ理解するという習慣がないまま、がむしゃらに学習が進められ、高学年頃からなんとなく勉強についていけなくなったという生徒にこれまで多く出会ってきました。そんな生徒にいくら考えようと言っても、それは無理な話です。学びの土台をつくる重要な小学生の時期に「わかった!(理解した)」と納得できる習慣をなんとかつけられないか…開校以来20年の試行錯誤から生まれたのが、この「お絵かき」トレーニングです。

お絵かきトレーニングとは?

その「わかった!(理解した)」の鍵は、イメージ(絵)にありました。私たちは自分では知覚していませんが、実は頭の中でことばをイメージに変換し、イメージによって考えたり理解したりしているのです。つまり「理解力」の原点は、ことばをイメージ化できるということ。だからこそ、ことばとイメージを自由に行き来できるということがとても大切な力になるのです。この本では、ある絵を見て文章にする、ある文章を読んで絵にするという媒体変換のトレーニングが無理なく段階的に進められるよう設計されています。この冬、思考力を身につけるファーストステップに最適なこの一冊に親子で取り組んでみませんか。

  >>amazonで購入

思考力を一番伸ばせるのは家庭です

思考する力は、一部の方からは地頭(ジアタマ)などと言われるくらい成長は難しいものだというイメージもあるかもしれませんが、 私は、働きかけにより、成長・発達していくものなのではないかと考えています。 そして、その1対1の働きかけが可能なのが、家庭なのです。

年齢によらず、周囲の大人からどんな問いかけができるかは非常に大きな要素となります。 思考する力は、年齢や個人の成長にあわせ、徐々についていくものです。 一見、ある日突然変わったようにみえるケースでも、それまでの積み上げが背後にあります。 生徒たちと関わる中で痛感することですが、科目の勉強以上に結果が見えにくいこともあります。 しかし、問いかけなしで、思考が成長することはありません。 ぜひ、年齢に応じた問いかけを通じ、思考する力を成長させていきましょう。

では、年齢に応じた問いかけとは? 詳しくは、教育セミナー&無料相談会にお越しください。考学舎でお会いできることを楽しみにしております。

著者
考学舍代表:坂本聰

1999年、退職と同時に子供たちの『能力』を伸ばせる学校以外の学習の場として考学舎を開設。多くの国語のプロフェッショナルから教わった技、ベルギー・フランスでの母国語の教え方・自分で考えた技を各生徒に最適な形で提供する。