不登校

 
学校には行きたいけど、行きたくない理由のほうが勝っている。なぜ学校に行かなければならないのか。
 
「学校は行くものだ」「義務教育なのだから仕方がない」という固定観念が、学ぶ意欲の足枷(あしかせ)になっていることが多い。
 
学校に、普通に、当たり前に通うことだけが義務教育を果たす手段ではない時代がやってきている。
 
考学舎は、登校・不登校を問わず、ひとりひとりの「学びたい」という気持ちに寄り添う学習塾・フリースクール。
 
居心地の良さゆえに、小学生から通い始めた生徒が大学進学まで考学舎で学び続ける生徒が多いのが特徴。

もっと詳細を読む

悩み・課題

  • 現在、不登校中である。まわりからは「(学校に)戻れるなら戻ろう」と言われているが、正直なところ戻るつもりはない。
  • 勉強するのが嫌いなのに、なぜ嫌いなことをするためにわざわざ「勉強するための場所」に行かなければならないのかわからない。
  • 学校に行くのはとても面倒臭い。でも、成績は取っておかなきゃならないから、無理してでも行かないとな…と思って、行っている。

不登校問題は最近のものであるかのような印象はありますが、上記のような不登校につながる悩みは昔からあったのではないでしょうか。そもそも「学校に行かなければならない」ということに疑いも感じずに登校している生徒もいれば、ここに疑問を感じて不登校を選んでいる生徒もいるのではないかと思います。子どもを学校に行かせているのは大人の都合であり、上記のような悩みを抱えている子どもに適切な答えを与えてあげるのはなかなか困難なことであると思います。

原因・理由

友達との不和、いじめ、先生不信、勉強が嫌い…不登校を選ぶ理由は人それぞれです。中には理由ははっきりわからないけど学校には行きたくない、行きづらい、という人もいます。

昔、つまり今の親御さんが子どもだった頃は、「学校は義務教育なのだから行くもの」という考え方が根強く、行きたくなくても学校には行かなければなりませんでした。学校が皆にとってどんな場所であったとしても。それで済む時代があったことは確かです。

しかし、多様性の重要性が叫ばれている昨今では、もはや学校という画一化されている場は、万人に合う場ではなくなっていることも事実です。学校がそれぞれの生きる目的に適う場であれば良いのですが、それを学校に全て委ねるのも酷な話です。

ひとりひとりが本来居るべき場所がある、それは決して学校だけではない、という意識改革が親子教師、そして社会に求められているのではないでしょうか。

対策

「サードプレイス」「オルタナティブ」「選択登校」ということば・考え方をご紹介します。

サードプレイス
文字通り、「第三の場所」です。第一の場所は、自分が還る場所としての「家」。第二の場所は、「活動する場所」。どちらも必要であり大切な場所ですが、もうひとつ、「心落ち着けられる場所」としての第三の場所の必要性が囁かれています。
オルタナティブ
もともとは「代替」を意味することばですが、教育の現場では「現在の教育制度の隙間を埋める新しい教育」の意味で用いられています。いわゆるフリースクールや一部インターナショナルスクールもこれに該当します。
選択登校
「不登校」とは学校へ行かないことを意味しており、これは「登校すること」が所与の前提となっています。しかし、義務教育と学校へ行くことは必ずしも一致しません。教室には入れないけど保健室でならば学習できる。授業は苦手だけど行事には参加できる。そのような「機会を選んで登校」することを積極的に捉え、社会もそのような「選択登校」に寛容になっていけるといいと思います。

上記のような考え方はまだ周知されているとは言い難いですが、確実に、少しずつ、広まって来ています。「学校」に「普通に」通うことだけが、義務教育を果たす手段ではない。そんな時代が訪れています。

考学舎の取り組み

考学舎は登校・不登校にはこだわらず、「学びたい」という気持ちを大切にします。ゆえに、前述の「サードプレイス」「オルタナティブ」「選択登校」を実現できる「学びの場」であると自負しています。

個別指導のスタイルを徹底しつつ、他の生徒とのコミュニケーションも無理なく積極的に図る学習塾・フリースクールなので、お互いの価値観や個性に寛容な生徒たちに育ってくれています。「将来に役立つ学びがしたい」「今はペンを持つ気にはなれないけど読書くらいはしていたい」「とりあえず家から出るモチベーションが欲しい」など、ひとりひとりの目的に適ったカリキュラムを考学舎の専任講師と共に作成し、ひとりひとりが大小さまざまな目標を立て、そこに向かって学びます。強制的・受身的・一方的な授業ではなく、個人の気づきや必要を原動力に、それぞれのペースで進んでいく積極的な学びを大切にしています。

合う・合わないはもちろんあると思いますが、「学びたい」「居心地よくここに居たい」という気持ちは無駄にしません。  >>  「考学舎の特徴・基本方針」

実績

中には教室の居心地が良すぎて自分の居場所を守りたい一心で誰にも薦めようとしない生徒もいますが、「あいつが行っている所なんだから…」と友人が通っていることに安心して考学舎に通い始める生徒もいます。

そして、これにはさまざまな要因があるとは思いますが、小学生の頃から通い始め、大学に合格するまで通い続ける生徒がとても多いことも考学舎の特徴です。そこまで通い続けた生徒たちには、考学舎でも卒業式を行い、立派に学んで成長した生徒たちを社会や次のステップへと送り出します。

また、学校に通っていなくても、考学舎で自信をつけて、次の進路へと進んでいく生徒もいます。高等学校卒業程度認定試験(高認試験・旧大検)を受けてでも大学で学びたい、という生徒は徹底的に支援します。

>>  「幸せな学力を創造する考学舎」

close