自由な学び

 
好きではない勉強を続けていても、大したものが身につかなそう。勉強って本当は楽しいものなんじゃないか。
 
勉強とは何かをただただ覚えることなのではなく、楽しいことをするために必要な知識を獲得していくこと。それを見出すのが難しい。
 
楽しさを生み出すまなびとは、新たな情報を、自分の中にすでにある知識と結びついてより深まるもの。
 
考学舎は、国語力を「まなぶ力」「考える力」として捉えており、使える知識が広がり深まる場。
 
考学舎の生徒たちは、勉強を楽しいものだと受け止めている。そのまなび方は、教室内にとどまらず、大学や専門学校でも活用されている。

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悩み・課題

お子さんは勉強が好きですか?勉強が好きでなくても得意であれば問題ないとお考えですか?人生や社会まで視野を拡げると、その答えが見えてきます。

勉強は学校を卒業したら無くなるものではなく、人間が生きていく限り学び続けなくてはいけません。そして、嫌々の勉強で身につくような能力は、人工知能が遥かに高いレベルで持っており、人間に必要なのは仕事への前向きな姿勢と創造性です。

このような人生・社会において、勉強が好きではないというのは、致命的な問題でしょう。なぜなら、勉強に対する否定的な感情は、頭を働かせることへの苦手意識につながり、ひいては学校の科目以外の楽しい分野においても自分の頭で考えることを億劫にしてしまうからです。

好きでない勉強を頑張っている子は、努力が可能性ある方向に向かっておらず、伸びるはずの力が抑えられているかもしれません。

原因・理由

勉強とは、何らかの情報をただ覚えることではありません。楽しいことをするために必要な知識を獲得することが勉強です。勉強が好きな子は、新しい知識を得て世界が広がることや、知識を使って何かを想像・創造していくこと、勉強方法を試行錯誤することなどに楽しさを感じているのです。遊びはなぜ楽しいのか、それは自分で自由に考えて世界を作りだしているからです。勉強が嫌いな子は、勉強でそのような楽しさを感じていないのです。

勉強が楽しくないことには2つのケースが考えられます。一つは、「勉強が分からないから、楽しくない」というケースです。大きくなるにつれ勉強が嫌いになるのは、勉強が難しくなって知識を獲得しにくくなり、楽しさを享受できなくなるからです。もう一つは、「勉強は分かるけど、楽しくない」というケースです。学校教育での勉強は試験の成績が目標であり、楽しさを生み出すことは考えていません。すると、勉強ができても楽しくないという子が現れるのです。

要するに、勉強に意味や価値を見出さなければ楽しくない、ということです。

対策

勉強が好きではない子の学び方は、情報を暗記するものになりがちです。暗記とは、情報を解釈せず言葉そのままに覚えることであり、たいていの人にとって楽しさにつながりにくい勉強法です。楽しさを生み出す学びとは、新たな情報に触れたとき、自分がすでに持っている知識と結びつけて意味を理解するものです。何かを理解した経験がない場合、暗記することと理解することの違いが明確でないかもしれません。理解しているとは、例えば、「○○って何?」という質問に対して、どこかに書いてある説明を覚えてそのまま答えるのではなく、自分の言葉で答えることができるという状態です。

勉強は暗記することではなく理解することだと分かっても、実際に理解する勉強をするのは難しいものです。情報を理解するには、まず情報の中にある単語をすべて自分の言葉で説明できるようにしましょう。単語がすべて分かっていれば、自ずと情報を理解できます。また、単語がいくら分かっても感覚として想像しにくいものは、理解するのが難しいため、実物(実験、模型など)か実物に近いもの(映像など)を用いてイメージするとよく理解できます。知識を獲得したら、その知識をもとに更に深く学んだり、何かを作り出したり、人と対話や議論をしたりすると、自分だけの楽しい世界が広がります。同時に、知識もより広く深くつながっていきます。

考学舎の取り組み

学ぶ力・考える力としての国語力

考学舎では、学ぶ力・考える力の基礎としての国語力を育てるため、国語を必修科目としています。国語力とは、読解力(理解力)、比較力、表現力の3つで構成されると考え、国語力向上のために、「読解>>比較>>表現」を生徒それぞれの状況に適った方法でトレーニングを繰り返していきます。

例えば、読解力向上のために、描かれている絵を文に書き下す、またはその逆で、書かれている文を絵に描いてみる、更には、ストーリーのある数コマ構成のマンガを文章のみで説明してみる、という「媒体変換」トレーニングを全生徒に採用しています。  >> 「考学舎の国語」

知識を使える・知識が広がる学習環境

国語力を基にして、各科目の勉強も行います。どの学習においても、自分の考えを述べるような質問に応えたり、学習した内容を講師に教えたり、というような考えて話す機会を数多く用意しています。また、生徒個別に専属講師がおり、それぞれの興味・関心に応じて授業を準備しているので、学校教育の指導範囲や科目にこだわらず、さまざまに知識のつながりをつくりながら勉強を進めていけます。  >> 「考学舎の特徴・基本方針」

関心を拡げ・好奇心を刺激する特別授業

外部の社会人をゲスト講師としてお招きして、特別授業を実施しています。創造性豊かなお仕事から、お堅いお仕事まで、幅広い分野の方がいらっしゃいます。仕事や人生について細かなところまで踏み込んだ話を聴き、社会や仕事の楽しさについて具体的に考えることができる機会になっています。また、本の読み方、科学実験、映画鑑賞、テーブルゲーム大会などのグループ授業を実施しています。普段の勉強とは違った切り口で、いつもと違った頭の使い方をして、好奇心を刺激する場となっています。  >> 「特別活動」

実績

「最近、この科目がおもしろいんだ。」「今はこんな本を読んでいるよ。」考学舎では、生徒たちのこんな声がよく聞かれます。勉強とは覚えるだけでないと分かれば、自分が楽しいと感じることに勉強を使えるようになるのですね。

考える力を鍛えて勉強を楽しいものにする「考学舎メソッド」は、考学舎開校以来、試行錯誤を重ねて築き上げられてきました。現在では学齢・学力相応のカリキュラムも確立されており、小学生から大学受験生までの国語力向上、さらにはあらゆる教科にわたる学力の向上の一助となっています。また、現在すでに一部大学入試でも採用されており、今後の入試の主流となるであろう小論文試験への対策としても、すでに多くの実績を残しています。  >> 「カリキュラム」

更に、この「考学舎メソッド」は通常授業での利用に留まらず、大学や専門学校等に講師が出向き、表現や思考の実践のための講座を通年で担当しており、そこでもこのメソッドを大いに活用しています。  >> 「考学舎との繋がり」

また、2016年12月に弊舎より刊行された『国語が得意科目になる「お絵かき」トレーニング』は、前出の「媒体変換」をテキスト化したものであり、津々浦々にて大変ご好評をいただいています。  >> 「出版紹介」

>>  「幸せな学力を創造する考学舎」

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