考学舎での新しい取り組みについて(2023年2月)

新しい取り組みの背景

 考学舎では、設立以来、勉強の中で、自律と自立を育てることを目指し、国語・思考力を基礎にカリキュラムに工夫を凝らしてまいりました。個別の授業での、理解力をはじめとする8つの力を強化する取り組みは少しずつ生徒達の意識にも上るようになりました。毎年行っている、キャンプやゲスト講義では普段の個別学習とは異なる学びをグループワークや食事の準備から得てもらうことができています。

 その中で、これらのグループでの学びを継続的に、そして、実際に活かす場所が必要なのではないか、それは生徒達が自ら、アイディアを考え、実際に行動に移せる何かでなければ意味がないのではないか、という課題意識が芽生えました。基本を個別指導とする考学舎の枠組みの中では、難しい部分ではありますが、外部からの刺激も受けながら、そして何か形になる成果を出せれば継続的にできるのではないかと考え、世界最大の中高生グループである、キワニス・キークラブに参加することを考え始めました。キークラブは日本国内では5クラブ、世界ではアメリカを中心に5,000以上のクラブがあります。

 活動の中心は社会活動(ボランティア活動)です。それも、だれかの活動の手伝いをするだけでなく、自分たちのアイディアで企画から実施までを行うことができる枠組みです。考学舎というチームでは自由に、活動を行うことができる一方、全世界に広がる同じグループのネットワークとつながり活動のヒントを得ることもできること。また、このような活動に慣れた大人たちのアドバイスを受けながら行うことができる点でも、私たちが少しずつ実行できるのではないかと思える枠組みだと考えています。

新しい取り組み 社会活動「キワニス・キークラブ」

 この枠組みはロータリークラブ、ライオンズクラブと並ぶ世界3大奉仕団体の1つ「Kiwanis(キワニス)」の高校生版「Key Club(キークラブ)」です。考学舎内にキワニス・キークラブを立ち上げ、社会活動を行ってまいります。

キークラブ活動では、以下の学びや体験が得られます

  • グループでの活動を通し身につけるコミュニケーションとリーダーシップ。
  • 相手が何を求めているのか、を考え想像する視点(メンバー間、そしてボランティア先)
  • 社会課題を見つけ、気になる社会課題を自分の手で解決。
  • 予算管理から実行まで、いわば社会での経済活動を丸々体験。
  • キワニス会員の大人たちと共に様々な活動を行うことで大人の社会を垣間見る。
  • ほかのキークラブ、海外のキークラブとのかかわりを通しての異文化体験とコミュニケーション
    ※年に1回、世界のキークラブが集まる会合があります。

具体的な活動

  • 月に1~2回程度の対面・オンラインでのミーティングを行い、考学舎キークラブとしての活動内容を詰め、活動していきます。(タイミングによってより多い頻度になる可能性もあります)
    <<実際の活動>>
    活動内容は参加する生徒とともに決めていきますが、候補として
      ・都市農園、キャンプ運営、炊き出しまたは子ども食堂の運営など「食」をテーマに検討中

    他クラブとの交流(対面またはオンライン)

参加資格

  • 2023年1月現在で中1以上の考学舎所属生徒
    (年代については希望があれば柔軟に対応しますが、活動内容によっては年齢に制限がある場合があります。)
  • 現在の小学生は、中学2年相当の学年から、参加可能です。お楽しみに!
  • ※現在の授業料以外に追加の費用はありません。(活動参加のための交通費等がかかる可能性があります)

Kiwanis(キワニス)

米国で創立された民間の奉仕団体で、子どものための奉仕活動を中心として行う団体です。「ロータリークラブ」、「ライオンズクラブ」と並ぶ、世界三大奉仕団体の一つであり、現在85か国 、約7300のクラブ、会員約20万人が、奉仕活動 に取り組んでいます。日本では東京キワニスクラブ等44のクラブがあります。

Key Club(キークラブ)

Kiwanisの高校生団体です。Kiwanisの活動の中で、SLP(サービスリーダーシッププロジェクト)という子ども達にボランティアを通してリーダーシップを育ててもらう活動があります。SLPには小学生対象から大学生対象のものまであるのですが、キークラブは、高校生を中心とした団体です。キワニスクラブがスポンサーとなりアドバイス等を行いながら、生徒たちの活動を支援します。アメリカを中心に世界34ヵ国、会員数約272,000名、クラブ数約5,450の世界最大の高校生団体です。年に1回世界大会も行われています。キークラブでは、会長、副会長、財務担当、事務担当を決め、定期的に打ち合わせをしながら活動を行います。生徒自らが1から計画し、活動を行い、振り返りをする、のはもちろん、予算管理も行います。お金が必要な場合、スポンサーとなるキークラブの支援を受けることもありますが、自らファンディングを行い、必要な予算を用意するところからプロジェクトを始めることもできます。そう、自分たちが社会で実現したいことを考え、そのための資金を用意し、実行し、成果を確認する。という究極の社会体験とリーダーシップを学べるのです。また、国内、国外のキークラブとの連携も推奨されており、交流や姉妹提携が行われることもあります。日本では、神戸カナディアンアカデミー等5クラブが活動しています。