創立20周年を迎えるにあたり

2019年5月1日、考学舎は創立20周年を迎えます。

ここまで歩んで来られましたのは、
考学舎にお子さんをお送りいただいている保護者の皆さまのご理解の賜物です。

ここに改めて感謝申し上げます。

考学舎は創立以来、
考える力を伸ばし、自律した生徒を育てる一番の方法を探し続けてまいりました。
多くの素晴らしい生徒と出会い、
彼らとの長期間にわたる学びの中で私たちも多くを学び、形にしてまいりました。
卒業生はそれぞれ、彼らなりに誰かの幸せのために働き、そして自分も幸せになっています。
早咲きの者、遅咲きの者様々ですし、いつもうまくいっているわけではありませんが
社会の中でもがきつつも前に進む姿を見せてくれています。

考学舎を始めたころは「考える力を伸ばす」などと言っても、
学校の先生や学習塾の先生から非現実的であるとの指摘を数多くいただきました。
考学舎の生徒たちはそれを打ち破り、成長を見せてくれました。
昨今、教育改革などと言われ、
「考える力」「思考力」という言葉が一般に使われるようになってまいりました。
今では大学、専門学校、そして新聞社までもが
考学舎で何をやっているのか知りたい、と言ってくださいます。
全文書取りや、絵を文で説明するワーク、漫画作文、
要約練習、型を決めた意見文、単元が終わった時の反転授業、
といった考学舎の生徒であれば、当然やっていることが、
社会で取り入れられつつあるのです。

卒業生や在校生によく言われることがあります。
「考学舎の講師はとにかくいつも真剣に向き合ってくれる。」
これは私たちにとって最高の誉め言葉です。
とにかく真剣に向き合い、共に考え、一歩ずつ進む。そして最後は任せる。

子ども達はこれから、激しく変化し続ける社会に出ることになります。
その時に必要な力は何でしょうか。
それは、どんな困難にあっても、
誰かと助け合える力であったり、
めげずに前を向いて進める力であったり、
自分で自分の決断に責任を持てる力ではないでしょうか。
一つの仕事を見つけ、それを丁寧にこなすことで幸せになれる、
という人生設計はまずもってありえない時代が始まっています。
特定の資格をとったとしても同じことです。
もし、社会の常識が変わっても、自分なりのスタンスで考え、決断し、行動に移せる。
そんなしなやかで変化に強い大人を育てるために、
普段から一緒に思考し、それぞれに決断してもらうことが大切であると考えています。

考学舎は次の20年に向け、この体制を強化してまいります。
先日ご案内させて頂いた、「ゼロ時間目」(ゼロ学)が
その具体的な形となっていくと思います。
科目の枠を取り払い、学びに向かう力を、
そしてそれに向かうためのツールとしての思考力を鍛えてまいります。

これからも生徒と一緒に歩みつつ、
卒業後、社会で周囲の人たちと一緒に考え歩める、幸せな大人の育成を目指してまいります。